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【40代女性の首痛】もう繰り返さない!原因は深層筋とホルモンにあった

このような症状でお悩みではありませんか?

  • 朝、起きた瞬間から首と肩が重く、一日中スッキリしない

  • 夕方になると、首の痛みから頭痛がしてくる

  • マッサージや整体に何度も通ったが、その場限りですぐに元に戻ってしまう

  • 「歳のせいだから仕方ない」と、半ば諦めかけている

  • なぜ自分の首の痛みが良くならないのか、その本当の理由が知りたい

 

そのお悩み、本当にお辛いですよね。多くの方が同じように悩んでいますが、特に40代を過ぎてから症状が強くなったと感じる方も少なくありません。ご安心ください。その長引く痛みには、ちゃんとした理由があります。この記事を読めば、なぜあなたの首の痛みが今まで改善しなかったのか、そしてこれからどうすれば良いのかが分かります。

なぜ、その場しのぎの対処ではダメなのか?

多くの方が、つらい首の痛みに対してマッサージを受けたり、湿布を貼ったりといった対処をされています。しかし、それでも症状がぶり返してしまうのはなぜでしょうか。

マッサージが気持ちいいのに、すぐに症状が戻る理由

マッサージを受けると、一時的に筋肉がほぐれて楽になりますよね。これは、皮膚に近い表面の筋肉(表層筋)の血行が良くなるためです。しかし、長年のつらい症状の根本原因は、もっと奥深く、手では届かない場所にある「深層筋(インナーマッスル)」がガチガチに硬くなっていることにあります。

家の土台が傾いているのに、壁紙だけを貼り替えても意味がないように、痛みの根本である深層筋にアプローチしなければ、すぐに症状は再発してしまうのです。

Q. 湿布や痛み止めを使い続けるとどうなりますか?

A. あくまで感覚を麻痺させているだけで、根本原因は進行している可能性があります。

湿布や痛み止めは、痛みの信号を一時的にブロックしてくれる便利なものですが、痛みの原因そのものを解消しているわけではありません。痛みが感じにくくなっている間にも、深層筋の硬さや、後述する体内の変化は静かに進行しているケースが多く見られます。根本的な原因が解決されないまま放置されると、将来的にさらに改善が難しい状態になる可能性も考えられます。

痛みの本当の黒幕「深層筋の硬さ」と「女性ホルモンの変化」

では、なぜあなたの深層筋はこれほどまでに硬くなってしまったのでしょうか。特に40代以降の女性には、単なる「コリ」だけでは説明できない、特有のメカニズムが隠されています。

あなたの首の痛みはどのタイプ?深層筋セルフチェック

まずは、ご自身の深層筋の状態を簡単にチェックしてみましょう。

  1. 壁テスト: 壁にかかと、お尻、背中、肩甲骨をつけて自然に立ちます。この時、後頭部が自然に壁につきますか?無理なくつかない場合、頭が前に出て深層筋が硬くなっているサインです。

  2. 首の可動域チェック: 無理のない範囲で、真横を向いてみましょう。肩の真上までスムーズにあごが動きますか?下を向いた際に、首から背中にかけて痛みを感じることはありますか?可動域が狭かったり、痛みや詰まりを感じたりする場合も注意が必要です。

  3. 鎖骨の下プッシュ: 左右の鎖骨のすぐ下を指で少し強く押してみてください。ズーンと響くような痛みを感じる場所はありますか?そこは首の深層筋と繋がるポイントです。

一つでも当てはまる方は、深層筋が硬くなっている可能性が高いと言えます。

40代以降に深層筋が硬くなる2つのメカニズム

長年の臨床経験から、多くの患者様を見ていると、40代以降の女性の頸背部痛には、大きく分けて2つの原因が複雑に絡み合っていることが分かります。

1. 解剖学的な要因:姿勢の乱れによる物理的ストレス

解剖学的に見ると、人間の頭の重さは体重の約10%(約5〜6kg)もあり、それを支えているのが首と肩の筋肉です。デスクワークやスマートフォン操作で頭が前に傾くと、その負担は数倍にもなり、首の骨(頸椎)を支える深層筋は常に緊張状態に置かれます。この持続的な負荷が、深層筋をガチガチに硬くする直接的な原因となります。

2. 生理学的な要因:女性ホルモン(エストロゲン)の減少

そして、ここからが40代以降の女性にとって非常に重要なポイントです。女性ホルモンの一種であるエストロゲンは、実は筋肉や靭帯、腱といった結合組織の健康を保つ上で、極めて重要な役割を担っています。

  • 天然の抗炎症作用: エストロゲンには、体内の過剰な炎症を抑える働きがあります。

  • コラーゲンの生成をサポート: 筋肉や靭帯の弾力性を保つコラーゲンの生成を助ける役割も持っています 。

しかし、40代頃から始まる更年期への移行期には、このエストロゲンが急激に減少します。その結果、体は「軽い炎症が起きやすい状態」になり、さらに「筋肉や靭帯がもろく、硬くなりやすい状態」へと変化していくのです。つまり、40代以降の女性の体は、若い頃と同じ生活、同じ姿勢で過ごしていても、体の内部から痛みや硬さが生じやすい状態になっているのです。これが、マッサージだけでは改善しない、しつこい首の痛みの本当の黒幕です。

根本改善のために本当に必要なアプローチ

ここまでお読みいただければ、長年の首の痛みを根本から改善するためには、2つのアプローチが必要なことがお分かりいただけるかと思います。

  1. 物理的なアプローチ: 手技では届かない深層筋の硬さを取り除くこと。

  2. 生理学的なアプローチ: エストロゲン減少によって変化した組織(硬くなった靭帯や筋膜)の柔軟性を取り戻すこと。

この両方を同時に満たすアプローチこそが、当院が長年の研究と臨床の末にたどり着いた「深層筋温熱療法(ラジオ波施術)」です。

これは、高周波エネルギーを使って、体の奥深く、まさに痛みの根本原因である深層筋や靭帯、筋膜といった組織に直接熱を届けることができる先進的な施術法です。

表面を温めるホットパックとは全く異なり、深層筋温熱療法は、硬くなった深層筋の血流を促進させて柔軟性を取り戻すだけでなく、熱の刺激によって組織の修復や新しいコラーゲンの生成をサポートする働きも期待できます。これは、まさにエストロゲンの減少によって引き起こされる組織の脆弱化という、生理学的な問題に直接アプローチできることを意味します。

まとめ

長年あなたを苦しめてきた首や肩の痛み。その原因は、単なる「コリ」や「歳のせい」ではありませんでした。デスクワークなどによる物理的な負担に加え、40代以降の女性特有のホルモンバランスの変化が、痛みの本当の黒幕だったのです。

  • マッサージや湿布では、痛みの根本原因である「深層筋」と「組織の変化」には届かない。

  • 40代以降の女性の体は、エストロゲンの減少により、炎症が起きやすく、筋肉や靭帯が硬くなりやすい状態にある。

  • 根本的な改善には、深層筋の硬さと、組織自体の柔軟性を取り戻すアプローチが不可欠。

もしあなたが、これまでのその場しのぎの対処から卒業し、痛みから解放され、仕事や趣味に心から集中できる毎日を取り戻したいと本気で願うなら、一度私たちにご相談ください。あなたの体の状態をしっかりと検査し、なぜ痛むのかを丁寧に説明した上で、最適な施術プランをご提案します。もう一人で悩まないでください。

(この投稿は、以下の科学的知見を参考にしています。)
  1. The Musculoskeletal Syndrome of Menopause - Taylor & Francis Online (2024).

    • 解説:更年期における関節痛、筋肉量の減少、変形性関節症の進行といった一連の症状を「更年期の筋骨格系症候群」として包括的に捉え、その原因がエストロゲンの欠乏にあることを提唱した論文です 。

       

  2. Musculoskeletal Pain during the Menopausal Transition: A Systematic Review and Meta-Analysis - ResearchGate (2020).

    • 解説:複数の研究データを統合・分析し、閉経前期から閉経後期にかけて筋骨格系の痛みの有病率と重症度が統計的に有意に増加することを示したメタアナリシス(信頼性の高い研究手法)です。

       

  3. Effects of Tecartherapy on Body Tissue: A Systematic Review - SCIRP (2023).

    • 解説:ラジオ波療法の一種であるTECAR療法が、深部組織の温度を上昇させることで血管を拡張させ、血流を増加させる効果や、コラーゲン組織の伸展性を向上させる効果などを体系的にまとめたレビュー論文です 。

       

  4. Effectiveness of TECAR Therapy for Managing Pain in Sports-Related Musculoskeletal Pathologies: A Systematic Review with Meta-analysis - ResearchGate (2024).

    • 解説:スポーツによって引き起こされる筋骨格系の痛みに対して、ラジオ波(TECAR)療法が痛みを軽減する上で有意な改善効果をもたらすことを、複数の臨床研究を統合して結論付けたメタアナリシスです 。

       

  5. Neck Pain: Clinical Practice Guidelines - Physio-pedia.

    • 解説:首の痛みの管理に関する専門家向けの臨床実践ガイドラインであり、施術の基本として運動療法、患者教育、徒手療法などを組み合わせた多角的なアプローチを強く推奨しています。

       

  6. 論文内容の要旨 【諸言】 皮膚のコラーゲンは、さまざまな疾病や加齢などの生理的変化で変性 - CORE.

    • 解説:ラジオ波による熱ストレスが、コラーゲンを産生する細胞である線維芽細胞を刺激し、新しいコラーゲンの長期的な合成(ネオコラゲネーゼ)を誘導するメカニズムについて言及している研究です 。

       

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