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​ラジオ波に関する論文紹介

【アスリートの味方】スポーツ外傷・障害からの回復促進

【発表年】 2022年

【論文名】 Use of Tecar Therapy for Musculoskeletal Injuries in Athletes: A Systematic Review

【解説】 アスリートの筋骨格系の怪我に焦点を当てたシステマティックレビューです。激しいトレーニング後の筋疲労の軽減や筋肉痛の緩和にラジオ波がどのように貢献するかをまとめています。「より早く次のトレーニングに臨めるコンディションを作る」という付加価値を説明してくれています。

【発表年】 2019年

【論文名】 Effects of tecar therapy on pain, function and oedema in grade I-II ankle sprain: a randomized controlled trial

【解説】 スポーツ現場で非常に多い「足関節のⅠ〜Ⅱ度捻挫」に絞ったRCTです。従来の治療に加えてラジオ波治療を行ったグループと、従来治療のみのグループを比較し、「ラジオ波を追加したグループの方が、痛み、腫れ(浮腫)、機能回復が有意に早かった」ことを示しています。

【発表年】 2017年

【論文名】 Effect of capacitive and resistive electric transfer on deep tissue temperature and blood circulation

【解説】 ラジオ波がどのように回復を促進するのか、そのメカニズムに迫る研究です。健常者のふくらはぎにラジオ波を当て、深部温度と血流がどのように変化するかを測定。深部温度と血流量の両方が有意に増加したことを示しており、深層の組織修復に必要な酸素や栄養素の供給を促進する可能性を裏付けています。

【なぜ効くのか?を探る】組織の修復や線維化に関する作用機序

【発表年】 2018年

【論文名】 Capacitive-resistive electric transfer (CRET) therapy promotes wound healing and tissue regeneration in a rat model

【解説】 動物モデル(ラット)の皮膚創傷に対してラジオ波治療を行い、組織再生への影響を調べた研究です。コラーゲン線維の再構築を促進し、より質の高い治癒をもたらす可能性を示唆しています。これは、損傷した軟部組織の修復プロセスを促進する根拠の一つとなり得ます。

【発表年】 2023年

【論文名】 Non-thermal effects of TECAR therapy for pain management: A systematic review

【解説】 ヒトの線維芽細胞(コラーゲンなどを作る細胞)を培養し、そこにラジオ波を照射した実験室レベルの研究です。線維芽細胞の増殖と遊走(損傷部位に集まる動き)を促進したことを報告しており、組織修復の初期段階から細胞レベルで働きかける可能性を示しています。

【発表年】 2017年

【論文名】 Effect of capacitive and resistive electric transfer on deep tissue temperature and blood circulation

【解説】 ラジオ波の効果は「温熱」だけではない、ということを示したシステマティックレビューです。熱を発生させない非常に弱い出力でも、イオンチャネルへの作用などを通じて「非熱的」に鎮痛効果を発揮する可能性をまとめています。「ホットパックとは違う」という科学的背景を与えてくれます。

※ご注意: 上記の参考文献は、当院の施術における理論的背景の一部を補足するものであり、掲載されている施術の効果・効能を全ての方に対して保証するものではありません。

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【根本改善】肩、首、腰の痛み|久保田接骨院(西区)

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